×

日本人スタッフが欧州常駐へ 欧州組とのパイプ、元日本代表クラスのOBから人選

[ 2018年6月29日 10:20 ]

 日本協会がW杯ロシア大会後から日本人スタッフを欧州に常駐させる方針であることが28日、分かった。欧州組の視察やコンディション確認など日本代表の首脳陣と選手を結ぶ役割を期待しており、元日本代表クラスのOBを中心に人選を進めている。W杯ロシア大会の代表メンバーは23人中14人が欧州組。その現状を踏まえた代表強化の新たな取り組みとなる。

 “駐在員”を置くメリットは多い。これまでは欧州組の試合などは代表スタッフが映像で確認。負傷者などが出た場合の状況把握も間接的に所属クラブに問い合わせるしかなかった。常駐のスタッフがいれば、選手視察や代表招集を巡るクラブとの折衝、負傷者の状況把握などがスムーズに進み、欧州組の一挙手一投足をつかみやすくなる。

 日本代表は来年1月にアジア杯UAE大会があり、アンダー世代では20年東京五輪が迫る。“新ポスト”の設置は、日本代表強化への有効な一手となりそうだ。

続きを表示

2018年6月29日のニュース