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浦和 J“最強”証明だ!29日にもV、連勝で最多24勝

[ 2016年10月29日 05:30 ]

リラックスした様子で練習するGK西川(中央)、興梠(左)、武藤(右)ら浦和イレブン
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 第2ステージ(S)優勝に王手をかける浦和は29日、アウェーで磐田と対戦する。現在5連勝中のチームは今季22勝しており、次節に勝てばJ1最多勝利記録に並ぶ23勝に到達する。連勝すればJ記録更新の可能性も残しているだけに、ラストスパートをかけて第2S頂点だけでなくリーグ歴代最強の称号も手にする構えだ。

 圧倒的な強さを見せる浦和が史上“最強チーム”であることを証明する。現在積み上げた勝利数は22。06年以来10年ぶりの6連勝が懸かった磐田戦で白星を挙げれば、クラブ最多勝利数を更新し、J1最多記録に並ぶシーズン23勝目となる。

 引き分け以上なら無条件で第2S制覇が決定。磐田戦に向けて紅白戦などで最終調整した槙野は「この状況を楽しみたい。周りの結果を気にせず、勝つことだけを意識したい」とイレブンの思いを代弁した。勝てばクラブの最多年間勝ち点を1つ超える73に到達することにもなる。記録ずくめの白星でステージ優勝に花を添える。

 磐田相手には苦い記憶がある。3月6日の第1Sホーム開幕戦ではGK西川がバックパスの処理を誤ったことをきっかけに失点するなど1―2で敗れた。その敗戦が転機となり、左から森脇、槙野、遠藤という最終ラインを修正。自分たちのパススタイルを見つけ直すきっかけにもなった。チームが熟成した今、ペトロヴィッチ監督は「どのポイントに気をつけるか、というのはあるが、特別に対策はしていない」と自信を見せた。「相手は残留争いをするチームなのでカウンターに気をつけたい」と話す槙野も「いかに早く先制点が取れるか。試合と勝利に飢えている」と意気込んだ。

 残り2試合に連勝すれば、18チーム制が定着した05年以降のJ1最多記録を塗り替える24勝でレギュラーシーズンを終えることになる。目標はあくまでも年間勝ち点1位とCS制覇。きょう第2S優勝が決まった場合も、選手の疲労を考慮して民放各局の深夜帯のスポーツニュース番組への生出演に断りを入れた。「第2S優勝はうれしいけど、その先があることを見据えないといけない」と指揮官は言う。ルヴァン杯も第2S頂点も通過点。今季の浦和は、まだまだ想像の先を行く。

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2016年10月29日のニュース