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澤 後輩たちの教材に「1人でも多くミセス選手増やしたい」

[ 2015年8月24日 05:30 ]

トークイベントに臨んだ澤。左手には指輪ははめられていなかった

 “ミセス澤”が、後輩たちに生き方の手本を見せる。なでしこジャパンのMF澤穂希(INAC神戸)が都内でイベントに出席。今月12日にJ1仙台の強化・育成担当である辻上裕章氏(38)との電撃婚を発表したばかりの36歳は「結婚してからもサッカーを続けるのは新しい感じ」と話し「そういう選手が一人でも多く増えたらうれしい」と、自らが教科書になる思いを明かした。

 人生の伴侶を得て、来年にはリオデジャネイロ五輪への戦いが待っている。「今は別々に暮らしているので、新婚という感じはない。役所関係で名字が変わったくらい」と笑うが「(夫は)自分のことのように相談に乗ってアドバイスしてくれて支えてもらっている」とメリットを明かす。澤が99年に大学を中退して米国へ渡り、現在では海外に渡る若手も多くなった。「未来の子供たちに道はつくれた」と話すレジェンドが、新たな選手像を見せる。

 ミセスでも可能な限り現役を続けるつもりだが「現役選手でなかったとしても、東京五輪に携わる仕事がしたい」と熱望する。結婚を機に輝きを増せば、後輩たちにとってこれ以上ない教材になりそうだ。

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2015年8月24日のニュース