清水の加賀美、今季初出場でＶ弾！リーグ戦へ向け猛アピール

＜神戸・清水＞逆転ゴールを決めた加賀美（下）はイレブンの祝福を受ける

ナビスコ杯予選リーグ第６節 清水２―１神戸

（5月27日 ノエスタ）
　既に敗退が決まっている清水は、神戸相手にＦＷ加賀美翔が決勝ゴールを決め、２―１で逆転勝ちした。

　２１歳のストライカーが牙をむいた。１―１の後半２３分、ＦＷ北川に代わり今季初出場を果たすと９分後だ。ＭＦ石毛の右クロスを相手ＤＦの前に入り込みダイビングヘッド。ボールは相手ＧＫ山本の頭上を越え、ネットに吸い込まれた。今季初出場初ゴールが決勝弾。同期の石毛らから手荒い祝福を受けた。

　持っている男だ。昨年１１月の天皇杯準決勝・Ｇ大阪戦（味スタ）で公式戦初出場初ゴール。ただ、今季はここまで出番がなかった。練習試合では５戦５発と結果を残していただけに「調子はずっといい。でも、ガンバ戦以来出てないんですよね」とぼやいたこともあった。だが、これで公式戦２戦２発。段違いの決定力で、リーグ戦に弾みをつける一発となった。

　▼ＦＷ加賀美　途中出場で難しかったけど、無心でピッチに入れた。今まで積み上げてきたものを出せたと思う。