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川崎F・杉本が“男前”決勝ボレー弾!代表合宿後4戦で4発

[ 2015年5月28日 05:30 ]

<横浜・川崎F>後半、決勝ゴールを決め、橋本(左)と抱き合って喜ぶ杉本

ナビスコ杯予選リーグ第6節 川崎F2―1横浜

(5月27日 ニッパツ)
 第6節が各地で行われ、B組の川崎Fは2―1で横浜に競り勝った。日本代表候補のFW杉本健勇(22)が後半39分、右CKから劇的な決勝弾を決めるなど6月のW杯アジア2次予選に向け、猛アピールした。B組は名古屋が既に突破を決めているが、川崎F、神戸、山形が勝ち点8で並ぶ大混戦となった。

 鮮やか過ぎるジャンピングボレーだった。後半39分の右CK。杉本は「前半からニアサイドがチャンスだと思っていた」と言う。相手DF2人を引き連れながら、そのニアに走り込む。向かって来るボールに対し、腰を反転させて右足を振り抜いた。体の向きとは逆方向へ、ボールは相手ゴールに突き刺さった。

 23日のJ1・鳥栖戦に続く2戦連発。ハリルホジッチ監督から日本代表候補合宿(12、13日)に招集されて以降は4戦4発の固め打ちだ。「何が変わったかは分からない。でも(代表を)意識してないと言えばうそになる。ハリルさんも“いつでも見てる”と言ってましたし」。ゴールに向かう姿勢は格段に強くなった。6月のW杯予選に向け存在感は高まるばかりだ。

 今週に入り、エースの大久保が右足首痛を訴え別メニュー調整が続いていた。そんな中、杉本は「失点は自分のポジショニングが良ければ防げた。甘さを見せずやっていきたい。ここがスタート。チームで結果を出すイコール、代表につながると思ってますから」と頼もしい。若きストライカーが覚醒を始めている。

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