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なでしこ5変化だ!W杯前ラスト試合で攻撃システムをテスト

[ 2015年5月28日 07:26 ]

宮間にパスを出す大儀見(左)

国際親善試合 日本―イタリア

(5月28日 南長野)
 6月6日開幕のW杯カナダ大会に挑むなでしこジャパンはきょう28日、イタリアとの国際親善試合に臨む。W杯1次リーグ第2、3戦を想定する佐々木則夫監督(57)は4―3―3や3―4―3の攻撃的なシステムの採用を示唆し、勝ち点3を確実にするスタイル構築を目指す。過去7戦7敗の難敵を叩き、W杯連覇へ弾みをつける。

 ノリさんが、攻めダルマに変身だ。前日会見に臨んだ佐々木監督は「勝ち切ることがテーマ。4―3―3や3―4―3を大胆にやってみたい」と言い切った。W杯前ラストマッチは攻め勝って、決戦の地カナダへ乗り込む算段だ。

 なでしこが“5変化”する。4―4―2が基本のなでしこだが、18日からの香川合宿では守備システムを試行。勝ち逃げを想定した24日のニュージーランド戦では5―4―1、4―1―4―1の2システムを使って逃げ切った。25日以降は攻撃面の練習にシフト。「(ニュージーランド戦後は)アタッキングをイメージしてトレーニングしてきた。貪欲にボールを動かして、ゴールを狙っていきたい」と指揮官。大黒柱の澤は「本番は負けられない。勝ち切ることは大事」と共感する。新たなオプションがはまれば、W杯連覇への武器になる。

 相手は過去7戦7敗と未勝利のイタリア。「うどん県(香川)からそばの県(長野)に来てパスタの国(イタリア)に勝てるか?」と問われた指揮官は「パスタよりうどんやそばがうまいというところを見せたい」とニヤリ。佐々木監督がタクトを振る変幻なでしこが難敵に襲いかかる。

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