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FC東京 連敗「立ち上がりの失点で、戦術面で変更を余儀なくされた」

[ 2015年5月16日 19:54 ]

J1第1S第12節最終日 FC東京1―4浦和

(5月16日 埼玉)
 FC東京は16日、アウェーで首位の浦和と対戦し、1-4で敗れた。前半5分に先制を許すと、同42分に追加点を決められ、後半の立ち上がり2分にもさらに失点。0-3の後半29分に途中出場のFW前田が移籍後初ゴールとなる今季初得点を決めるも、その2分後に4点目を決められた。

 勝てば暫定ながら首位に立った大一番。だが、04年以降、未勝利が続く敵地の浦和戦で、またしても勝てなかった。マッシモ・フィッカデンティ監督(47)は試合後、「結果を見れば、難しい試合だったことを明らか」とし、「立ち上がりの失点で、戦術面で変更を余儀なくされた」と振り返った。FC東京はこの日、前線からプレスを賭けるために普段の4-3-1-2システムではなく、林を1トップに置いた4-1-4-1でスタート。だが、前線からのプレスがはまらず、前半28分から中盤をフラットにした4-4-2に変更した。

 それでもさらなる失点を喫し、1-4の完敗。イタリア人指揮官は「ポゼションの場面であまりにもミスが多かった。コンパクトさが欠けていた。でも選手は最後まで諦めなかった。勝ちたいという気持ちについては、選手に対して何も言うことはない」とした上で「きょうは、相手が勝利にふさわしい試合をしたということを認めなければいけない」と素直に敗戦を受け止めた。

 これで4連勝のあと今季初の連敗。4失点は昨年8月23日の同カード以来となった。第1ステージは残り5試合。1試合消化の少ない首位・浦和との勝ち点差は4に開き、悲願の優勝は厳しい状況となったが、、フィッカデンティ監督は試合後、「きょうの負けをプラスに変えて前を向いてがんばろう」と選手に声を掛けた。

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2015年5月16日のニュース