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監督交代の甲府、佐久間監督初陣で完封勝利 バレーが3101日ぶり甲府弾

[ 2015年5月16日 16:22 ]

J1第1S第12節最終日 甲府2―0山形

(5月16日 中銀スタ)
 最下位に低迷する甲府が2―0で山形を下し、連敗を2でストップ。ゼネラルマネジャー(GM)兼任で今季初めて指揮を執った佐久間悟新監督(51)の初陣を今季3度目の完封勝利で飾った。

 前半12分、FW阿部拓が巧みなトラップから右足で豪快にゴール左上へ突き刺して先制すると、今月3日に9年ぶり復帰を果たしたばかりで初先発となったFWバレーが2006年11月18日の大分戦以来3101日ぶりとなる甲府でのゴールをPKで決め、2点をリード。前節までの11試合でリーグワーストの計3点しか取れていなかったチームが、今季初の複数得点で勝利をものにした。

 今季就任した樋口靖洋前監督(54)と今月13日に双方合意のうえ契約を解除。佐久間新監督のもと3日間練習を行い、勝利を収めた阿部拓は「監督が代わって1試合目で流れを変えたいと思っていた」と言い、「勝ち点3が取れて良かった」と笑顔を見せた。

 だが、佐久間新監督は「勝ったことはうれしいが、状況は何も変わっていない」と厳しい表情。樋口前監督時代も「改善の兆しはあったが、それがバレーが入ったことで実った」と勝因を分析した上で「最後まで諦めず、自分たちの戦いを見せたい」と話した。

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2015年5月16日のニュース