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武藤 マインツ秒読み!V置き土産へ「死に物狂い」で浦和討つ

[ 2015年5月16日 05:30 ]

浦和との首位決戦に強行出場する武藤

J1第1S第12節 FC東京―浦和

(5月16日 埼玉)
 J1は16日に各地で8試合が行われ、FC東京はアウェーで勝ち点1差で追う首位の浦和と対戦する。日本代表FW武藤嘉紀(22)は右膝や腰に問題を抱える中、勝てば暫定ながら首位に立つ大一番で、強行先発することがほぼ確実。マインツへの移籍が秒読みに入る中、まずは自らの得点でチームを首位へ押し上げる。

 エースが大一番に間に合った!負ければ消化が1試合少ない浦和との勝ち点差が4に開き、ファーストステージ優勝が厳しくなる首位攻防戦。右膝に問題を抱えていた武藤だが、きっちり遠征メンバー18人に入った。「これを落とすと厳しくなる」と必勝を期し「大一番にふさわしい試合になると思う」と自身に言い聞かせるように話した。

 もともと右膝、腰に問題を抱える中で参加した12~13日の日本代表候補合宿で、さらに右膝を打撲。チームに戻った14日に再検査を行った。フィッカデンティ監督は「腰はまだ少し問題がある。右膝は内出血があったけど、徐々に引いてきた」と現状を説明。その上で今季チーム全14点中8得点を決めているエースに関し「重要なことはプレーできる状態であること」と先発起用を示唆した。

 武藤も「もう痛みがあるないうんぬんより、試合に出たら関係ない。死に物狂いでやりたい」と闘志をみなぎらせる。マインツ移籍が秒読みに入り、ファーストステージ期間中にFC東京のユニホームを着てプレーする試合は、ナビスコ杯も含めて残りわずか9試合になる。優勝を置き土産にしたい。敵地の浦和戦は03年の勝利を最後に2分け8敗と相性が悪いが「きれいなプレーは必要ない。どんなに悪くても、あすは勝てば関係ない」と訴えた。試合当日は通常、遠征に同行しないメンバー外の選手も応援に駆けつける予定。満身創痍(そうい)の状態の中、エースは4万人超えが予想される敵地のピッチで、チームを勝利に導くゴールを決める。

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2015年5月16日のニュース