松本　“リオ五輪世代”前田が股抜きゴール「素直にうれしい」

Ｊ１第１Ｓ第１２節最終日 松本２―０神戸

（5月16日 松本）
　松本のＭＦ前田直輝（２０）が神戸戦で今季２得点目を決め、チームの３戦負けなしとなる勝利に貢献した。

　０―０で迎えた後半１７分、右サイドからゴール前へ切れこみ、得意の左足シュート。ボールは相手ＤＦの股下を通り、左隅に突き刺さった。

　昨季は下部組織から育ったＪ２東京Ｖで３ゴール。松本と対戦した昨年３月２日の昨季開幕戦（味スタ）では当時１９歳ながらフル出場し、左足で決めたゴールが反町康治監督（５１）の目に留まり、期限付き移籍で今季加入した。

　今月２日の新潟戦（松本）でＪ１初ゴールとなるスーパーミドルを決めたが、チームが敗れたためヒーローインタビューはこの日が移籍後初。緑に染まったスタンド前での“晴れ舞台”に「素直にうれしいですね、やっぱり」と笑顔を見せた１６年リオ五輪世代の前田は「自分の得意な形だったので入って良かったです」とカットインからのゴールに胸を張った。