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星稜、初の日本一王手!指揮官不在も3発快勝 日藤は無念の敗退

[ 2015年1月10日 13:55 ]

<日大藤沢・星稜>前半、2点目のゴールを決め喜ぶ星稜・杉原

 第93回全国高校サッカー選手権大会は10日、埼玉スタジアムで準決勝が行われ、第1試合は、16年連続25回目出場で前回準優勝の星稜(石川)が7年ぶり4回目出場の日大藤沢(神奈川)を3―0で下して2年連続の決勝進出を決めた。

 前半22分、MF平田健人(3年)のPKが相手GKに阻まれ、そのこぼれ球を拾った右からのクロスが相手DFのオウンゴールを誘発して先制。同35分には、左クロスをMF杉原啓太(3年)が左足で決めて2点差とすると、ロスタイムには相手のハンドで得たPKを3試合連続ゴールとなるFW大田賢生(3年)が決めて大量3点のリードを奪い、後半もリードを守り切った。

 85年から星稜の指揮を執る河崎護監督(55)は昨年12月26日に愛知県内で交通事故に遭い、休養中。木原力斗コーチ(27)が代行監督として指揮を執る緊急事態の中、OBの日本代表MF本田圭佑(28=ACミラン)もなし得なかった悲願の初優勝に王手を懸けた。

 日大藤沢は前半から2つのPKを献上するなど、流れをつかめず。準々決勝まで3試合連続ゴールを決めていたエースFW田場ディエゴ(3年)も不発に終わり、元日本代表MF中村俊輔(36=現J1横浜)、DF佐原秀樹(36=現J1川崎F・U―12監督)を擁して準優勝した96年度の桐光学園以来となる神奈川県勢18年ぶりの決勝進出はならなかった。

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