前橋育英　劇的勝利で初の決勝進出！　ロスタイムに追いつきＰＫ決着！

＜流経大柏・前橋育英＞勝利に沸く前橋育英応援団

第９３回全国高校サッカー選手権大会準決勝 前橋育英１―１（ＰＫ５―４）流通経大柏

（1月10日 埼玉）
　第９３回全国高校サッカー選手権大会は１０日、埼玉スタジアムで準決勝が行われ、関東勢同士の対決となった第２試合は、１―１でＰＫ戦に突入。２年ぶり１８回目出場の前橋育英（群馬）が５―４でＰＫ戦を制し、４年ぶり４回目出場の流通経大柏（千葉）を下して初の決勝進出を果たした。

　前橋育英は、０―１で迎えた後半４５分、１３年Ｕ―１７ワールドカップ（Ｗ杯）代表で主将のＭＦ鈴木徳真（３年）がこほれ球を右足で押し込む劇的な同点ゴール。１―１で突入したＰＫ戦では全員が決めて、１人が外した相手を上回って勝利をもぎ取った。

　流通経大柏は後半２７分、ロングパスに抜け出したＭＦ小川諒也（３年＝ＦＣ東京内定）が相手ＤＦとの競り合いを制して胸トラップから芸術的な左足ループを決め、先制。だが、準々決勝までの８０分から１０分長い９０分制となった準決勝でロスタイムに泣いた。

　１２日に埼玉スタジアムで行われる決勝では、ともに初優勝を目指す星稜（石川）と４１５４校の頂点を懸けて激突する。