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前橋育英 まさに起死回生!同点弾の鈴木主将「絶対に負けられないと」

[ 2015年1月10日 16:49 ]

<流経大柏・前橋育英>後半45分、前橋育英・鈴木が同点に追いつくゴールを決める

第93回全国高校サッカー選手権大会準決勝 前橋育英1―1(PK5―4)流通経大柏

(1月10日 埼玉)
 関東勢同士の対決となった第2試合は、あまりに劇的な決着となった。

 前橋育英(群馬)は、0―1で迎えた後半45分に13年U―17ワールドカップ(W杯)代表で主将のMF鈴木徳真(3年)がこほれ球を右足で押し込んで土壇場で同点。1―1で突入したPK戦では全員が成功させ、1人が外した流通経大柏(千葉)を退けた。

 5度目の挑戦でようやく初の決勝進出をものにした山田耕介監督(55)は「ホッとしてます。最後の最後まで諦めずやってくれました」と安どの表情。PK戦に入ってからは「もう祈るだけなんで」と振り返り、「お祈りしてました」と笑顔を見せた。

 敗戦寸前のロスタイムに起死回生の同点弾を決めた鈴木主将は「自分の同点ゴールでPK戦に持ち込めてすごくうれしい」と声を弾ませ、「とりあえず振り抜いてみよう、と。入ってうれしかったです」とゴールの瞬間を振り返ると、「仲間があれだけ走ってくれたら、絶対に負けられないと思っていた」と胸を張った。

 12日に埼玉スタジアムで行われる決勝では、ともに初優勝を懸けて星稜(石川)と激突する。「きょうはゆっくり休んで、あさってのゲームに臨みたい」と山田監督。鈴木も「ここまできたら全力を出し切るだけ。優勝して恩返しできたら、と思います」と4154校の頂点を見据えた。

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2015年1月10日のニュース