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武藤 W杯組に“新鮮力”見せつける!「何が何でも結果を」

[ 2014年11月14日 05:30 ]

ボールを必死に追いかける武藤

親善試合 日本―ホンジュラス

(11月14日 豊田スタジアム)
 “アギーレチルドレン”の存在価値を示す。合宿初日から主力組の左FWを乾と競い合ってきた武藤が、ホンジュラス戦で先発することが濃厚となった。関係者によれば13日の前日練習で本田や香川らW杯メンバー10人が主力組を占めた中“新戦力”としてはただ一人抜てきされた。「出番が来たら100%で臨みたい」。狙うのは9月9日のベネズエラ戦以来3試合ぶりとなるゴールだ。

 アギーレジャパンのこれまでの4試合で左FWでの先発は、試合ごとに異なる選手だった。武藤が先発すれば、10月10日のジャマイカ戦に続いて2試合目。「戦術は浸透してきているし、プラスになっている。あとはどれだけ試合で表現できるか」。結果を残せば、来年1月のアジア杯でのレギュラー獲りへ、一歩抜け出す形となる。

 ホンジュラスの映像は見ていないが、チームメートから情報は聞いている。「フィジカル、スピードがあると聞いている。攻守の切り替えをしっかりして、しっかり勝ちたい」とイメージを膨らませる。初先発したジャマイカ戦ではチーム最多シュート4本を放ちながら無得点。10月14日のブラジル戦は途中出場で力の差を感じた。「タッチの質、ドリブルでのボールの置き方を考慮してプレーしたい」とこれまでの経験も糧にする。

 新体制発足後、3回の合宿全てに参加し、アギーレ体制では“常連組”だが、謙虚な姿勢を崩さない。「慣れることよりも初心を大事にしたい。何が何でも結果を残したい」と貪欲。遠藤、今野も先発の見通しで初めてともにプレーすることになるが「自分がいい動き出しをすれば、いいボールをくれる。動き出しに関する話もしている」とコミュニケーションにも抜かりはない。スポットライトを浴びる準備は整った。

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2014年11月14日のニュース