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宇佐美 終了前から男泣き 自身初タイトル「このチームで育って…うれしい」

[ 2014年11月8日 15:36 ]

優勝を喜ぶG大阪イレブン

ナビスコ杯決勝 G大阪3―2広島

(11月8日 埼玉)
 G大阪のFW宇佐美貴史(22)がナビスコ杯優勝に号泣した。

 初優勝を目指す広島との決勝戦に2トップの一角で先発し、後半39分までプレー。チームにとっては2007年以来7年ぶり2度目のナビスコ杯制覇だが、09年にトップチームへ昇格し、同年の天皇杯優勝はスタンド観戦となった自身にとっては初タイトルだけに「うれしいです…初タイトルなんで」と涙をぬぐった。

 試合終了の笛が鳴る前からベンチで涙を流していた。広島のエースFW佐藤寿人(32)に立て続けにゴールを許し、前半だけで2点を失う苦しい展開。だが、この0―2の劣勢からFWパトリック(27)が前半38分、後半9分と2ゴールを決めて同点に追いつくと、後半26分にMF大森晃太郎(22)のゴールで3点目が入ってついに試合をひっくり返した。

 宇佐美自身はゴールを決めることはできなかったものの、パトリックの2点目を左サイドからのクロスでアシスト。1点リードで迎えた後半39分にFWリンス(27)との交代で下がった後は祈るような思いで戦況を見つめたが、試合終了直前から涙が止まらなくなった。

 「このチームで育って…こういうタイトル獲れて、うれしいです」。

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)も視察に訪れた大舞台での優勝。9月、10月に続いて今月行われる日本代表の国際親善試合にも招集されることはなかったが、宇佐美の胸中は喜びと感動で満たされていた。

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