Ｇ大阪、７年ぶりナビスコ杯制覇！　ＭＶＰは２ゴールのパトリック！

優勝を喜ぶＧ大阪イレブン

ナビスコ杯決勝 Ｇ大阪３―２広島

（11月8日 埼玉）
　「２０１４Ｊリーグヤマザキナビスコカップ」は８日、埼玉スタジアムで決勝戦が行われ、Ｇ大阪が３―２で広島を下して２００７年以来７年ぶり２度目の優勝。ＭＶＰには２得点を挙げたブラジル人ＦＷパトリック（２７）が選ばれた。長谷川健太監督（４９）にとっては昨季のＪ２優勝に続く２個目のタイトル。

　Ｇ大阪は前半２０分、３５分と広島のエースＦＷ佐藤寿人（３２）に立て続けにゴールを決められる苦しい展開。だが、前半３８分、日本代表に復帰したＭＦ遠藤保仁（３４）の左クロスをＦＷパトリックが頭で決め、１点差として前半を折り返すと、後半９分にはＦＷ宇佐美貴史（２２）の左クロスを再びパトリックが頭で決めて同点。

　そして迎えた後半２６分だった。後半開始からＭＦ明神智和（３６）との交代で出場していたＭＦ大森晃太郎（２２）が、ＭＦ阿部浩之（２５）の左足シュートを相手ＧＫ林卓人（３２）が弾いたボールに頭で合わせゴール。これが決勝点となった。

　Ｇ大阪はクラブ史上初めてＪ２に降格した１３年に長谷川監督を招へい。Ｊ２優勝を果たして１年で復帰した今季のＪ１では、現在、首位・浦和に勝ち点３差の２位につけ、２２日にはその浦和との直接対決を控えている。

　天皇杯でも４強に残っており、２６日には決勝進出を懸けて清水と対戦。３冠獲得に向け、まずは１つ目のタイトルを手中に収めた。

　▼ＭＦ遠藤　チーム全員で戦って、こうしてファイナルで勝ててうれしく思います。まずはこの優勝を皆で喜びたい。（３冠獲得へ向け）きょう獲れたことで、２冠目に向かって一丸となってやっていきたい。