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名波氏がアギーレJを分析…分かりやすい選考、期待は武藤

[ 2014年8月29日 10:45 ]

アギーレジャパンの招集を受けた武藤(右)と森重はアギーレ監督の写真を手に笑顔を見せる

サッカー日本代表23人発表

 森岡、武藤、柴崎、皆川ら直近のJリーグで調子のいい選手を選んでいて、分かりやすい選考だ。これまでとは最終ラインの守り方は変わると思うが、ザッケローニ監督時代のサッカーを踏襲し、中盤のハードワークと積極性を求めていくことになるだろう。その上で、本田を中心にボールを動かし、長谷部が全体のリーダーシップを取ることになるのではないか。

 長身の選手がそろっているが、特別な意図はないと思う。攻撃はワイドをうまく使い、右サイドで崩したら、逆の左サイドは斜めにゴール前に入り、シュートを狙うセンターフォワードの動きが求められるはずだ。

 左は武藤が面白い。スピードに乗ったドリブルからシュートまでの形を持っている。FC東京ではスペースで足元にパスを受けドリブルで仕掛けることが多いが、スルーパスからゴールに直結する動きは素晴らしい。ボールを奪ったり、守備の連動性などが課題だが、味方の特徴を知り、自分の特徴を知ってもらうように心掛ければ代表でやれる力は十分にある。(元日本代表MF名波浩)

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2014年8月29日のニュース