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次期監督最有力 アギーレ氏を直撃!2億円交渉否定せず

[ 2014年6月29日 09:15 ]

リオデジャネイロ郊外のホテルを出て車に乗り込むアギーレ氏

 日本サッカー協会が日本代表の次期監督の最有力候補として水面下で交渉を進めているハビエル・アギーレ氏(55)が27日(日本時間28日)、滞在中のリオデジャネイロ郊外のホテルでスポニチ本紙の直撃取材に応じた。慎重な姿勢で多くは語らなかったが、推定年俸2億円のオファーを受けている事実は否定しなかった。

 気温25度を超える蒸し暑い気候の中、ビシッとのりづけされた白シャツに身を包みアギーレ氏は姿を現した。メキシコのテレビ局テレビサで解説を務めており、元アルゼンチン代表のマラドーナ氏らも宿泊するリオデジャネイロ郊外の高級ホテルに滞在中。ホテルのエントランスで、夫人とみられる女性を同伴して車に乗り込もうとする同氏への直撃に成功した。

 「日本からのオファーを受けるのか?」との質問に対して「エスパニョールとの契約が終了したのは本当ですが、今はW杯でメキシコのテレビ局と仕事中なので、他のメディアに、それ(日本代表監督)についての話はできません」とだけ返答。言葉を選び多くは語らなかったが、交渉の事実は否定しなかった。これまで次期監督候補に名前の挙がったコロンビア代表監督のペケルマン氏、前名古屋監督のストイコビッチ氏らが公の場で日本代表の印象を語ったのとは対照的な慎重姿勢。厳しい表情で車に乗り込む姿からは、逆に日本協会からのオファーを本格的に検討していることさえうかがわせた。

 両親がスペイン北部バスク地方からの移民であることから「エル・バスコ」の愛称を持つ55歳の知将。来月1日の臨時技術委員会後に交渉が一気に進展する可能性もあり、今後の動向から目が離せない。

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