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スアレス 噛みつきは偶然…釈明「バランス失い顔から落下」

[ 2014年6月29日 05:30 ]

活動禁止処分を科されたウルグアイ代表のルイス・スアレス (AP)

 相手選手への噛(か)みつきでW杯追放処分を受けたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27=リバプール)が、意図的ではなかったと釈明していたことが分かった。

 AP通信が入手したFIFA規律委員会の裁定書によると、スアレスは“事件”が起きたイタリア戦翌日の25日に「噛んだり、噛もうとした事実は絶対にない」と記した文書を提出。「バランスを失って相手の上に顔から落ちた瞬間、相手の肩に小さな傷が残って歯に鋭い痛みを感じた」と説明。ロドリゲス主審(メキシコ)もボールを追っていてその瞬間を見ていないと回答したが、規律委員会のメンバー7人はスアレスの主張を退けたという。

 代表公式戦9試合の出場停止と4カ月の活動禁止という厳しい処分に対し、ウルグアイ協会は28日に正式に不服を申し立て。同国代表のタバレス監督も「こんな処分を押しつける組織に身を置きたくない」と戦略委員などFIFAの役職からの退任を表明した。

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2014年6月29日のニュース