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噛みつきスアレスに世界が食いついた…SNSに“便乗”殺到

[ 2014年6月28日 05:31 ]

リオデジャネイロに飾られているスアレスのポスターの前で、かまれるマネをするサッカーファン(AP)

 サッカーW杯で、相手DFに噛(か)みついたウルグアイのFWルイス・スアレス(27)に関する“便乗”投稿が、会員制交流サイト(SNS)上で相次いでいる。

 ロイター電によると、スアレスが24日のイタリア戦でDFジョルジョ・キエッリーニ(29)の左肩を噛んだ騒動を受け、ツイッターでは、マクドナルドのウルグアイ法人が「本当に空腹ならビッグマックを一口かじろう」とツイート。チョコレート菓子のスニッカーズのアカウントには「次におなかがすいたらスニッカーズを」と書き込まれた。ビールの人気銘柄バドライトでは、男性が歯でビール瓶の栓を外そうとする画像が掲載された。

 いずれの投稿も、ハッシュタグと呼ばれる検索用の文字列が書き込まれ、スアレスやW杯の話題を探すユーザーの目に留まるようになっている。

 スアレスに対しては、国際サッカー連盟(FIFA)が代表戦9試合の出場停止などの厳しい処分を科した。スアレスの個人スポンサーもこの処分に呼応。アディダス社がW杯期間中の広告起用を中止し、オンラインポーカー大手「888 poker」も関係見直しを示唆している。

 ただ、全世界で数十億人のユーザーがいるSNSでは、スアレスへの“食いつき”は上々の様子。自社アカウントのツイートは運用者の意見で、公式見解でないとする企業も多いが、スアレスを“広告塔”のように扱う大手企業は世界各地で増え続けている。

 ネット上に映画「ジョーズ」のサメや、「ジュラシック・パーク」の恐竜の顔をスアレスに差し替えたアイコラ画像まで出回るほどの人気。W杯はいよいよ決勝トーナメントに突入するが、大会の“裏MVP”の座は“噛み技”を繰り出したスアレスで決まりのようだ。

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