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【オシムの提言3】同パターンで失点…本田はもっと守備をするべき

[ 2014年6月11日 10:24 ]

スポニチ本紙のインタビューに答えるオシム氏
Photo By スポニチ

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(73)が自宅のあるサラエボで10日、スポニチ本紙の独占インタビューに答え、W杯を戦うザックジャパンへアドバイスを送った。

【日本代表メンバー W杯日程】

 FWは大丈夫だが、守備は問題がある。高さのある選手が少ない。ただ、同じパターンで失点していることは、ザッケローニ監督も気づいており、そこは修正してくると思う。ボランチは山口が軸になったが、チーム全体のスピードを上げ、積極的にし、ピッチの中央部で相手チームの攻撃をつぶすためだと思う。ボランチに一番いい選手を置くことが必要で、運動量、視野の広さ、たまにはゴールも決められる完成度の高い選手でないといけない。世界のサッカーを見ればよく分かる。だから、山口と遠藤だ。ただ、全体的にはもう少し本田が守備をしないと。そうすればチームはもっと良くなる。

 GKはちょっと深刻だ。ザッケローニ監督はザンビア戦で西川を先発させたが、特に3点目はいただけない。おそらく経験のある選手なら守れたはず。川島が先発から外されて自信を失い、西川もこの失点で自信をなくすと、2人とも自信を失うことになる。シュートはどこへ来るか分からないからゴールが入るので、味方に当たってコースが変わっても、それに対処するのがGKだ。ただ、今回はテストマッチだったので、「こういうミスは高くつく」ということが分かったことは良かった。

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2014年6月11日のニュース