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日本初戦、渋谷に機動隊800人投入、DJポリスは出動せず

[ 2014年6月11日 07:43 ]

 サッカー日本代表がコートジボワールとのW杯初戦を迎える15日、警視庁は東京・渋谷の繁華街を800人態勢で警備する。警視庁によると、重点的に警備するのはJR渋谷駅前のスクランブル交差点一帯だ。同所では代表戦後にサポーターらの“暴走”が問題になっている。過去には、停車中のタクシーのボンネットで騒いだり、街路灯に登ったり、花火を打ち上げるなどの姿が見られた。

 コートジボワール戦は、日本時間午前10時にキックオフで、正午ごろ終了の見込み。周辺にはパブリックビューイングを実施するスポーツバーなどが16店ある。日曜日の昼で、多くの買い物客が繰り出し、これまで以上の混乱になる可能性もある。

 交通規制はしないが、機動隊員がマイクで、歩行者が横断歩道を安全に渡れるよう誘導。昨年のW杯予選で、軽妙な話術で「DJポリス」として話題となった隊員は今回出動せず、別の隊員がマイクを握る予定。DJポリスの「通行妨害はイエローカード。2枚目が出る前に歩道に上がって」などに続く“名言”が生まれるかも注目される。

 飲食店側にも警備への協力を要請している。多くの店舗が「W杯は商機」とみて、午前から臨時に営業。アルコールを提供する店も多いが、試合後、一斉に店を出ないよう求めるところもある。約60人が入るサッカーバー「エスタディオ」では、スクランブル交差点から渋谷駅へ向かうのではなく、1駅隣の原宿駅方面に向かうよう、声を掛けるという。

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2014年6月11日のニュース