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乗務員が応援寄せ書き W杯代表のチャーター便

[ 2014年5月29日 08:37 ]

 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表選手らを乗せたチャーター便が29日夜、成田空港を出発し、事前合宿地の米国へ向かう。機内では客室乗務員が寄せ書きを張るなど応援ムードを演出。運航する日本航空は「機内ではリラックスして、ぜひ活躍してもらいたい」と期待する。

 今回のチャーター便に搭乗する客室乗務員は9人。手作りの日の丸やメッセージカードを壁面やトイレの鏡に張り、折り紙の鶴を置くなどして「手作り感のあるフライトにする」(同社宣伝部の小林千浩さん)という。

 W杯は現地での滞在期間が長く、水や食料に加えて練習用具やマッサージ機器など荷物が大量なのが特徴。同社顧客販売部の高橋瑞絵さんは「用具にこだわりのある選手も多い。扱いには細心の注意を払う」と話す。

 過去には同じチャーター便を利用した選手とサポーターの間で交流が生まれたことも。2012年6月のW杯アジア最終予選オーストラリア戦。弾丸応援ツアーの参加者と同じ帰国便になった選手は全員で、サポーターのいるエコノミー席に現れた。

 サプライズ登場に喜ぶサポーターが、ちょうど26歳の誕生日を迎えた本田圭佑選手を合唱で祝うなど、機内は盛り上がったという。

 日航は応援メッセージを塗装した機体を運航するほか、客室乗務員や地上職員が日本代表のレプリカユニホームを着用するなどしており、小林さんは「会社を挙げて応援します」と意気込んでいる。

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2014年5月29日のニュース