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広島 本拠で小野所属シドニーに3発先勝!初のACL8強へ王手

[ 2014年5月7日 21:15 ]

<広島―ウェスタンシドニー>前半、シュートを放つ広島・石原(左)

ACL決勝トーナメント1回戦第1戦 広島3―1ウェスタン・シドニー

(5月7日 Eスタ)
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は7日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、1次リーグF組2位通過の広島はホームのEスタで同H組1位のウェスタン・シドニー(豪州)と対戦。FW石原の2得点などで3―1と先勝し、初のACL8強入りへ弾みをつけた。第2戦は14日に行われる。
【試合結果 決勝トーナメント】

 広島はエースFW佐藤寿人をベンチに置き、3日の神戸戦からスタメン6人を入れ替え大事な初戦に臨んだ。

 前半は互いに決定機を作れないままスコアレスで折り返すと後半開始早々に試合が動く。後半に入り攻勢出る広島は同6分、右サイド大きく開いていたMF柏にボールが渡ると、ドリブルでサイドを駆け上がり中央へグラウンダーのクロス。走りこんだFW石原が右足を振りぬき豪快にネットを揺らした。

 リードを許したウェスタン・シドニーは攻撃的にシフトチェンジ。後半19分には元日本代表MF小野伸二を投入しアウェーゴールを奪いに行く。

 しかし広島の優勢は変わらず。その1分後には、エリア内に侵入したMF野津田のシュートのこぼれ球に反応したFW石原がGKの位置を良く確認し右足アウトで鮮やかループ。ボールは綺麗な弾道でネットへと吸い込まれた。

 後半は試合を支配し2点のリードを奪った広島だったが同30分、左サイドをドリブルで駆け上がったFWユリッチとDF塩谷がエリア内で交錯。不運にもPKが与えられ、これを決められホームで痛い失点を許してしまった。

 ここで広島はMFミキッチとDFファンソッコをすかさず投入。同40分にはFW佐藤も投じスクランブル体勢をとる。すると後半ロスタイム、ペナルティエリアの左外25メートル付近からFKのチャンス。MF柴崎が右足で鋭いクロスを送るとゴール前で選手同士が絡み合うなかボールはそのままゴールイン。貴重な追加点が生まれた。

 広島が3ゴールを奪ってホームで先勝。不運な判定によってアウェーゴールを許したもの、後半は相手にほとんどチャンスを作らせないゲーム展開で相手を圧倒した。

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2014年5月7日のニュース