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南野 全体合流即“アシスト”トップ下と左MFで万能性アピール

[ 2014年4月9日 05:30 ]

後方からのパスに柔らかいボールタッチを見せる南野

日本代表候補合宿

(4月8日)
 右足首痛を抱えていたFW南野拓実(19=C大阪)が全体練習に合流した。11対11の実戦形式のトレーニングではトップ下に入り、いきなり“アシスト”をマーク。途中からは左MFをつとめるなど、万能性も発揮した。9日には流通経大との練習試合が予定されており、大逆転でのW杯行きへアピールを続ける。

 注目を集める19歳がハツラツとした動きを見せた。右足首痛を抱えていた南野が全体練習に合流し、3タッチ以内に限定された実戦形式のトレーニングでは4―2―3―1のトップ下に。中央でボールを受けて反転すると、ゴール前に走り込んだFW工藤にスルーパスを通し得点をアシストした。「緊張はしなかった」と語るように、初招集でも物怖じすることは一切なかった。

 さらに15分ハーフの後半には左MFをこなすなど、攻撃的なポジションならどこでもこなせる万能性も披露。「前を向いたときは、少しは自分の思うことができた。ただ、もうちょっとゴールに向かう姿勢を見せたかった」。本人に満足感はなかったとはいえ、その存在価値をしっかりとアピールした。

 9日には流通経大との練習試合が予定されている。大逆転でのW杯メンバー入りを果たすためには、結果が必要なことは明白だ。「(合宿は)あしたしかないんで。そこ(結果)にこだわっていきたい」。言葉に力を込めた10代戦士がサバイバルマッチでも“らしさ”を発揮する。

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2014年4月9日のニュース