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本田初ゴールを地元紙も評価「みんなを幸せにする日本の王子」

[ 2014年4月9日 05:30 ]

セリエA ACミラン2―1ジェノア

(4月7日)
 本田のリーグ初得点から一夜明けた8日、イタリアの地元各紙はACミランの勝利を大きく取り上げた。ガゼッタ・デロ・スポルトは3連勝の例えとして「フォーミュラ3のミラン」と表現し「ターラブトと本田でジェノアも破る」と報じた。注目の人物の欄では「日本の王子はみんなを幸せにする」という見出しで本田特集を展開した。

 各紙ともまずまずの評価だったが、中には厳しい論調もあった。ガゼッタ・デロ・スポルトの採点は6・5点だったが「ディフェンス面ではもう少し貢献しないといけない。ゴールまでは本田の起用に疑問が生じていた。存在感を示せずピッチをうろつくばかり。ただ、そこからポジションを探し、そして(起用の)意味が通った」と解説。低調な内容に終わった前半をマイナス材料に挙げた。

 トゥット・スポルトの採点は及第点の6点にとどまった。「まだイタリアサッカーのリズムと闘争心というものを理解していない。だらだらと歩き、気を紛らわしているようでもあった」と得点以外の貢献度の少なさを指摘した。

 ゴールを決めて勝利に導いても高評価を与えないのは、裏を返せば、本田への期待が高いということ。本田は自身が結果を出すことも目指してきたが、地元メディアは得点以外にも試合を支配するような圧倒的なパフォーマンスを求めている。

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2014年4月9日のニュース