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大久保らの大逆転W杯ある!手倉森監督がザックの胸の内代弁

[ 2014年4月9日 05:30 ]

練習中に指示を出すザッケローニ監督(左は南野)

 日本代表候補合宿2日目が8日、千葉県内で行われた。アルベルト・ザッケローニ監督(61)と、練習後に会話を交わしたU―21日本代表の手倉森誠監督(46)が指揮官の胸の内を代弁。今合宿で予備登録を含めた30人枠を選考する意図があることや、昨季のJリーグ得点王で川崎FのFW大久保嘉人(31)や、広島FW佐藤寿人(32)らにも選出の可能性が残されていることを明かした。

【日本代表候補合宿メンバー】

 練習後にピッチ脇でザッケローニ監督と談笑したU―21日本代表の手倉森監督が、イタリア人指揮官の考えの一端を私見を交えて明かした。初選出7人を招集した今合宿について「(ザッケローニ監督には)予備登録を含めた30人(出場選手は23人)を頭で描きたいようだ」と話した。

 ザック体制下でほぼ固定されているのはACミランMF本田やマンチェスターUのMF香川ら約20人。残り3人に加え予備登録7人の選考意図があるという。ニュルンベルクMF長谷部らケガ人もいる。今後も不測の事態が起こる可能性もある。自身の考えを広く候補選手に浸透させることで万全の準備を整えたい考えだという。

 注目すべきは続けて招集を見送られ続けているベテラン勢だ。大久保、佐藤のストライカー2人、川崎FのMF中村憲剛、名古屋DF田中マルクス闘莉王、横浜DF中沢佑二の名前を挙げ、「ザックさんは彼らも候補だという考えを持っている」と断言。「呼ばなくても見ている。6月に状態が良かったら(滑り込みも)あるかもしれない。驚かせてやろうという雰囲気を感じる」と“サプライズ選出”の可能性まで示唆した。

 5月12日のメンバー発表は約1カ月後に迫る。手倉森監督は「(ザッケローニ監督から)悩んでいる苦しさの言葉を聞いた。頭が疲れると言っていた」と明かす。ザックジャパンにとって4年間の集大成となるW杯。残りわずかな代表の代表のピースを19歳の成長株から百戦錬磨のベテランまでが競うことになる。

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2014年4月9日のニュース