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本田に地元紙酷評…「金髪以外目立たなかった」とチーム最低点

[ 2014年2月3日 05:30 ]

トリノ戦の後半、途中交代するACミランの本田(左)

セリエA ACミラン1―1トリノ

(2月1日)
 ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)は1日、ホームのトリノ戦でリーグ戦3試合連続となる先発を果たした。前節に続いて中盤の右サイドで後半44分までプレーしたが、目立った活躍はなく1―1で引き分け。シードルフ監督は本田を擁護したが、地元紙からは厳しい評価を下された。

 本田らしさが影を潜めた。開始から積極的に動いて前半44分にはペナルティーエリア内で左足でゴールを狙う場面はあった。だが、パスを回してもなかなかシュートまで持ち込めず、本来の力強いプレーは最後まで見られないままリーグ初得点はお預け。ここまで先発した3試合は全勝だったが、この日は初めて引き分けに終わり「お疲れさまです」とだけ話して足早にスタジアムを去った。

 期待に応えられなかった背番号10には、またも容赦ない批判が待っていた。シードルフ監督には地元記者から「本田は全く試合に絡めていなかったが、あれでいいのか?」という厳しい質問が飛び、2日付のトゥット・スポルト紙はチーム最低の4・5点と採点。「悪夢の夜。金髪以外目立たなかった」と酷評した。

 それでも指揮官は、「チームメートと少ししか一緒にやっていない」と本田を擁護した。本拠のジュゼッペ・メアッツァ(通称サンシーロ)は日当たりが悪く芝の根付きが悪いことで有名。CSKAモスクワ時代に人工芝でプレーしていた本田が、軟らかいピッチに慣れるには時間がかかることも事実だ。シードルフ監督は、「ロシアとイタリアのサッカーは違う。彼には時間が必要」と訴えていた。

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2014年2月3日のニュース