札幌　新加入のブラジル人ＭＦは笑顔が似合う攻撃的レフティー

練習中に笑顔をみせる札幌新加入のＭＦヘナン

　サッカー王国・ブラジルからＪ２札幌へやってきたのは笑顔の似合うレフティーだ。ヘナンが心掛けているのは笑顔でのプレー。２３日のチーム合流時からチームに溶け込んだ。「サッカーをやるのが大好き。愛しているんだよ。だから笑顔が出る」と言った。

　初の海外移籍。だが不安はない。前所属のローマエスポルチアプカラナ（ブラジル）にはＤＦパウロンも在籍。ヘナンとは入れ違いだったが、札幌への移籍が決まると、すぐに連絡を取った。代理人からも情報を収集。熱心に下調べをして海を渡った。「自分のプレーが出せるかなという不安があったが、今はないよ」。環境面でなじめずに適応できない助っ人もいるが、問題はない。

　１メートル６７、６４キロと小柄な体格。だが卓越した技術とドリブルが武器だ。チームではトップ下や左ＭＦなど、攻撃的なポジションでの起用が見込まれる。「１対１の勝負には自信がある。崩したい。攻撃の起点になりたいね」。

　同じタイプのＭＦ古田ら、ライバルはたくさんいる。助っ人としてきた以上、試合に出ることで貢献していく。

　▽マルコス・ヘナン・オリベイラ・サンターナ　１９９０年４月７日、ブラジル出身の２３歳。０８年にグレミオバルエリでキャリアをスタート。１０年からはグレミオプレデンテでプレー。昨年６月からはローマエスポルチアプカラナに所属していた。ポジションはＭＦ。１メートル６７、６４キロ。