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柿谷“個人3冠”の快挙達成でW杯へ弾み!!

[ 2013年12月11日 05:30 ]

最優秀ゴール賞の柿谷(左)は漫画家・高橋陽一氏から盾を贈られる

Jリーグアウォーズ 

(12月10日 横浜アリーナ)
 C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(23)がベストイレブンに初選出された。最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞も初受賞して、個人3冠の快挙となった。

 2013年の日本サッカー界で、最も注目を集めた男といっていいだろう。ベストイレブンの一人としてタキシード姿の柿谷が壇上に上がると、横浜アリーナは大きな拍手に包まれた。34試合すべてに先発出場し、得点ランク3位の21得点をマーク。中村(横浜)、大久保(川崎F)に続く得票数3位の堂々たる初選出だった。

 「去年の(佐藤)寿人さんが格好良すぎて、(今年は)何かひとつ並んだろと思っていた。(賞は)全部がうれしい」

 最優秀ゴール賞に加え、広島のFW佐藤とともにフェアプレー個人賞を受賞。昨年に個人4冠を達成した佐藤には及ばないが、個人3冠の快挙を成し遂げた。クラブで登録されているMFでの受賞となったが、FWとしての才能を完全開花させゴールを量産した1年だった。最優秀ゴール賞に選ばれた、リフティングからの流れで決めた第33節の鹿島戦の得点もそのひとつだ。

 飛躍の1年は活躍の場も増えた。7月に初招集された日本代表で地位を確立し、11月のベルギー戦では敵地で1得点1アシストをマーク。海外組が居並ぶザックジャパンでも1トップとして存在感を発揮している。

 欧州クラブが獲得に乗り出しているが、C大阪に残留することが濃厚。来季に向けて抱負を問われると、チームメートに向けて「来シーズンも(アシストを)頼むで、みんな」とジョークを飛ばし「(W杯でも)たくさんゴールを決めたい」と笑顔で語った。クラブでリーグ初制覇を目指すとともに、日本代表としてもブラジルの舞台で世界に挑む。Jリーグが誇る天才FWが2014年も突っ走る。

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2013年12月11日のニュース