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大迫 得点王当確弾で鹿島連覇王手

[ 2012年10月14日 06:00 ]

<柏・鹿島>準決勝進出を決め終了の笛と同時にガッツポーズの大迫

ナビスコ杯準決勝 鹿島2-2柏

(10月13日 柏)
 2連覇がかかる鹿島と、16年ぶり2度目の優勝を狙う清水が決勝(11月3日、国立)に進出した。ホーム&アウェー方式で行われ、アウェーの鹿島は第1戦に続くFW大迫勇也(22)のゴールなどで柏と2―2で引き分け、1勝1分けで勝ち上がった。清水はホームでFC東京を3―0で下し、1勝1敗ながら2戦合計4―2で4年ぶりの決勝に進んだ。

 前回王者の鹿島が柏の猛攻をしのぎ切り、8度目の決勝進出を決めた。1点をリードした前半24分、カウンターから抜け出した大迫がGKとの1対1を制し、右足で貴重な追加点を奪った。

 それでも前半39分のPKの場面で最初のシュートをセーブされ、こぼれ球を再び狙いながら枠を外したことで「あれで決めておけば(勝利が)決まってたっしょ」と表情は曇りがち。試合そのものも引き分けに終わったため「シュート打って、こぼれて打って。1人ワンツーでした。PKも(冷静に)蹴れれば良かった」と反省を口にした。

 今大会7得点を記録し得点王は確定的。昨年の決勝では決勝ゴールを決めてMVPに輝いた。2年連続MVPは93、94年のビスマルク(当時V川崎=現東京V)だけ。日本人初の快挙も射程圏内だ。チームとしても、92~94年のV川崎と05、06年の千葉に次いで3クラブ目となる連覇がかかる決勝に向けて、大迫は「いつも通り自分たちのサッカーをするだけ」と意気込んだ。

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2012年10月14日のニュース