長谷部崖っ縁　試合勘不足深刻でミス連発

＜フランス・日本＞前半、メネズ（右）と競り合う長谷部誠

国際親善試合 日本１－０フランス

（10月12日 サンドニ）
　劇的勝利にわくチームとは対照的に、さえない表情だったのが主将の長谷部誠だった。開始直後からパスミスからピンチを招く光景が多く、ボールを奪うどころかパスを後ろに戻すプレーが目立った。
【試合結果】

　前半３４分にはメネズのスピードに置き去りにされ、上半身をつかんで警告をもらった。試合勘がない不安から、ボールを受けることを恐れているかのようで、後半１７分に細貝萌と交代。「個人的にパスミスが１、２回あった。試合勘といえばそうかもしれない。細かいところでのパスミスとか、フィーリングの部分でちょっと違うところがあった」と振り返った。

　出場機会を求めた移籍がかなわず、残留したボルフスブルクでの試合出場は今後も難しい。「１０回やって１、２回勝てるうちのそれだった」と厳しさを忘れないが、代わった細貝が奮闘したこともあり厳しい立場に立たされた。