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大津 負傷心配ご無用!モロッコ倒して予選突破だ!

[ 2012年7月28日 06:00 ]

<日本・スペイン>ゴールを決め雄叫びをあげる大津

ロンドン五輪男子1次リーグD組

 関塚ジャパンの新エースが2戦連続ゴールで決勝トーナメント進出に導く。26日の1次リーグD組の初戦で優勝候補のスペインから決勝ゴールを奪った大津祐樹(22=ボルシアMG)は試合中に左足首を痛めて途中交代したが、検査の結果、打撲で済んだことが判明した。
【1次リーグD組 五輪代表メンバー】

 勝てば決勝トーナメント進出が決まる29日のモロッコ戦も先発でピッチに立つ決意を示した。チームは27日、モロッコ戦が行われるニューカッスル入りした。

 優勝候補撃破の立役者となった大津だが、余韻に浸ったのは試合直後だけだった。前半の立ち上がりに相手選手と交錯して左足首を負傷したため前半だけで交代したが、勝利を見届けると気持ちは固まっていた。

 「打撲みたいな感じ。次の試合も出ます」。試合後に病院に向かってエックス線検査を受けたが、幸い骨には異常がなかった。自身のブログでは柏の元チームメートでともに検査を受けた酒井宏との笑顔のツーショット写真もアップ。不安も消えたことで、満を持してモロッコ戦に向かう。

 大金星に導いたゴールは前半34分の右CKから生まれた。扇原の蹴ったボールに吉田がニアサイドでつぶれ、ファーサイドから相手DFの前に入り込んだ大津がスライディング気味に右足で押し込んだ。「狙っていた通り」と胸を張った。そして「自分で点を取って勝つというのは自分の中で決めているプランの一つ。でも今目指しているところは金メダル。それに向けて一歩ずつ目指していく」と頼もしい言葉を並べた。

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