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モロッコ 断食で失速し引き分け ドーピング検査には2時間半

[ 2012年7月28日 07:17 ]

<ホンジュラス・モロッコ>ボールを競り合うホンジュラスのベントソン(左)とモロッコのカルジャ

ロンドン五輪男子1次リーグD組 

 29日に日本と対戦するモロッコがピッチ内外でラマダン(断食月)の影響を受けた。

 イスラム教の教えで20日から8月19日までは日の出から日没まで飲食ができなくなり、26日のホンジュラス戦も選手9人が断食を行う中で後半に失速して2失点。有利とみられていた相手と引き分けに終わり、試合後もドーピング検査の対象となった2選手が水分不足のため尿の提出に2時間半を要する事態となった。

 選手は教えを守るため日中に睡眠し、午後9時半と午前2時半に食事。ピム監督は「彼らは午前2時半から何も飲んでいない。状況を考えれば彼らの戦いぶりを誇りに思う」と訴えた。同じイスラム教国のUAEやエジプトなどは五輪後に断食を先送りすることなどで対策を施す場合もあるという。

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2012年7月28日のニュース