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ソクラテス氏死去 ジーコらとセレソン黄金の中盤

[ 2011年12月4日 20:26 ]

死去したソクラテス氏(左)の1986年当時の姿。右はジーコ氏

 サッカーの元ブラジル代表主将で1982、86年のワールドカップ(W杯)に出場したソクラテス氏が4日、サンパウロの病院で死去した。57歳だった。腸の感染症の治療を続けていた。

 ソクラテス氏は長身だったが、ヒールキックでのパスなどが得意な技巧派で知られた。82年W杯スペイン大会で、ともに元日本代表監督のジーコ、ファルカン、元J1鹿島監督のトニーニョセレーゾとともに「黄金のカルテット」と呼ばれる中盤を構成。優勝候補筆頭に挙げられたが、2次リーグで敗退した。代表での国際Aマッチは60試合出場で21得点だった。

 北部ベレン生まれ。医師免許を持ち「ドトール(医者)」と呼ばれた同氏は母国の名門コリンチャンスなどでも活躍した。83年には南米年間最優秀選手にも選ばれた。引退後は主に解説者として活動した。実弟のライーもブラジル代表で活躍し、94年W杯の優勝メンバーだった。

 現地報道によると、ソクラテス氏は大量飲酒による胃腸の出血などで、3~4カ月前から入退院を繰り返していた。(共同)

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