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C大阪 クラブ最多7発!クルピ監督に大勝贈る

[ 2011年12月4日 06:00 ]

<C大阪・福岡>ホーム最終戦後の「応援感謝セレモニー」で、イレブンから胴上げされるレヴィー・クルピ監督

J1第34節 C大阪7―1福岡

(12月3日 金鳥スタ)
 湿っぽいサヨナラはC大阪に似合わない。レヴィー・クルピ監督のリーグ戦ラスト采配。感謝の気持ちを表すように、チルドレンがピッチで5年間の教えを体現していく。クラブ最多となる7ゴール。試合後、長居の空に舞った指揮官は心底からの笑みを見せた。

 「常に攻撃する姿勢が出ていた。最高のものを見せてくれたと思う」

 香川(ドルトムント)、乾(ボーフム)を育てた名伯楽にとって、最後の傑作がMF清武だ。前半10分にMF藤本の先制ゴールを演出し、同35分には自分で持ち込み、DFを3人かわして右足弾を決めた。先月27日に第1子となる男児が誕生。記念すべき「パパ1号」は、日本代表、U―22代表でもフル回転した飛躍の一年を象徴した。

 「今年?自信になったけど、これで満足してはいけない」

 順位こそ昨年の3位から12位に後退したが、総得点67は名古屋と並ぶリーグ2位。奔放な攻撃サッカーを実現した功労者に捧げるプレゼントは一つしかない。「レヴィーにタイトルを獲らせてあげたい」と清武。天皇杯決勝の元日へ、心は一つになった。

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