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“王様の代理”香川 北朝鮮守備陣バッサリ!「緩かった」

[ 2011年9月2日 06:00 ]

軽快な動きで練習をこなす香川

W杯アジア3次予選 日本―北朝鮮

(9月2日 埼玉)
 2日のW杯アジア3次予選の北朝鮮戦に臨む日本代表は1日、会場の埼玉スタジアムで最終調整を行った。
【W杯アジア3次予選 メンバー 予想スタメン】

 MF香川真司(22=ドルトムント)は今年1月のアジア杯で1次リーグで敗退している北朝鮮を引き合いに出して「緩かった」とバッサリ切り捨てた。ピッチでは右膝半月板損傷で離脱した本田圭佑(25=CSKAモスクワ)の代わりに“王様”として君臨し、逆境ムードを振り払う。

 本田がいなくてもザックジャパンには香川がいた。本番前最後の調整。香川は「しっかり準備はできた」とリラックスした表情で状態の良さをうかがわせた。1月のアジア杯で右足小指の付け根を骨折したが、代表復帰戦となった8月10日の親善試合・韓国戦で2得点。完全復活を印象づけた香川の口からは“本田級”の強気発言が飛び出した。

 「アジア杯の失点シーンを見る限り、守備陣は緩い。主導権を握りやすい展開になると思う」

 この日の練習前ミーティングではDVDを使って北朝鮮のウイークポイントを徹底解析した。アジア杯での北朝鮮は無得点2失点で1次リーグ敗退。わずか2失点という見方もできるが、香川の目には“ルーズだ”と映った。それを補足するように、C大阪の後輩でもある清武は「守備的な戦術だけど連係がバラバラだった」と明かした。今回は香川自身が希望するトップ下ではなく、左MFでの先発が濃厚。だが、既に北朝鮮を丸裸にしているだけに、韓国戦のように左サイドから中央のスペースへ進入して相手ゴールを脅かすシーンは多くなりそうだ。

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