沢ハラハラ…温存策も「見ていられなかった」

＜日本・タイ＞田中を讃える沢（右）

ロンドン五輪アジア最終予選 日本３―０タイ

（9月1日 中国・済南）
　主将のＭＦ沢は強行日程を見据えての温存策で、ベンチ入りした国際Ａマッチ１８２試合では９度目の欠場となった。前半０―０の試合をベンチから見つめ「（出ないのは）凄い嫌だった。心臓が止まるぐらいドキドキした。０―０で、とても見ていられなかった」と慣れない控えにハラハラした。
【試合結果 ロンドン五輪アジア予選】

　ハーフタイムには代役のボランチを務め、ＩＮＡＣの後輩でもある田中から「どうしたらいいか」と聞かれ、沢は「中盤が間延びしていることと、プレッシャーに行くタイミングが悪い」ことを指摘。上尾野辺にも気になった点を伝えた。

　主力が入った後半のチームに関しては「宮間とか軸になる選手がいるだけで違った」と話し、「勝ち点３を取れたので、よかったと思う」と胸をなで下ろした。それでも、ベンチではイライラした表情も見せていたようで「やってはいけないことをビデオで確認したい」と厳しい表情だった。