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米国 若年層競技者のうち半数が女子

[ 2011年7月17日 06:00 ]

女子W杯決勝 日本―米国

(7月17日 フランクフルト)
 米国はW杯と五輪の全大会で3位以上の成績を残し、女子サッカーをリードしてきた。

 背景にあるのが若年層の存在だ。60~70年代に普及が始まり、女性がスポーツに積極参加する流行に乗った。地元開催の96年アトランタ五輪と99年W杯で優勝し注目度が上昇。ミア・ハムらスター選手への憧れも関心を高め、チアリーディングと並ぶ課外活動の花形に定着した。男子も含め子供が行うスポーツとして浸透し、練習に子供を送迎する「サッカーママ」という言葉も生まれた。若年層競技者約400万人のうち半分が女子という。

 プロリーグはWUSAが03年に休止。09年開幕のWPSには今大会の米国代表全選手が参加し、約半年間の平均年収は約3万ドル(約240万円)でブラジルのマルタら好選手が集まった。日本代表DF鮫島やMFシェニーら米国代表5選手が所属するボストンは、今大会が起爆剤となってリーグ戦の入場券販売が早くも5倍増となっている。

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2011年7月17日のニュース