永井ぶっつけ先発を志願「やりたいっす」

左太腿にテーピングを巻きながら、別メニューでヘディング練習するＵ－２１日本代表ＦＷ永井

　【広州アジア大会】エースがぶっつけ本番で先発する。広州アジア大会に出場しているＵ―２１日本代表は、２３日の準決勝イラン戦に向け、前日の２２日は広州市内で最終調整した。タイ戦で左太腿内側を打撲したＦＷ永井謙佑（２１）は３日連続での完全別メニュー調整となったが「勝てば決勝に行ける。やりたいっす」と出場を志願。左足甲打撲のＭＦ東とともに強行先発することが濃厚となった。

　選手村近くにある日本代表マルチサポート・ハウスに何度も足を運び、高気圧酸素カプセルを使用。気圧を上げて酸素を送り込む高圧酸素治療器に加え、炭酸水の温泉に入り早期回復を促してきた。エースの状態を見守った関塚監督は「（先発かは）あすの午前中の様子を見てから決める」と慎重に話した。２大会ぶりの決勝進出へ、エースが左足の痛みを押して大一番へ向かう。