歓迎する他の九州勢　２季ぶりにＪ１チーム復活

　福岡のＪ１復帰で来季は２季ぶりに九州勢がＪ１で戦うことになった。九州５クラブすべてがＪ２に集まった今季は九州勢対決を「バトルオブ九州」と銘打ち、各種イベントを企画するなど切磋琢磨してきただけに明るいニュースとなった。

　福岡とは長い間ライバル関係にある鳥栖の松本育夫監督は福岡の経営規模が小さいことに言及し「ああいうチームが上がれるのは刺激になる」と勇気づけられた様子。「Ｊ２の福岡戦がなくなってうちの集客力は落ちるかもしれないが、九州から一つは上がらないと」と好意的に受け止めた。
　熊本の岡英生社長は「うちも上を目指しているし、昇格した際の目標にもなる。フロントも安定していたし、大塚社長は非常によくやっていた」と経営者の視点で評価。
　同じ福岡県に本拠地がある北九州の横手敏夫社長は来季の“福岡ダービー”がなくなるものの「九州同士の対決だけがＪリーグではない。福岡がＪ１に戻ってくれたのでついていこうという気持ちになる」と歓迎した。
　今季は８季ぶりにＪ２で戦った大分の皇甫官監督は「福岡にはＪ１に長く残ってほしい。それがわれわれの励みにもなる」とエールを送った。