×

全員サッカー!「愛、感情、情熱」のカナリア軍団

[ 2010年3月3日 15:48 ]

サッカーの国際親善試合のアイルランド戦で、2点目のゴールを決めるブラジルのロビーニョ(左から2人目)

ロビーニョ躍動!ブラジル快勝

 サッカーの国際親善試合で2日、現在世界ランキング2位のブラジルが2―0でアイルランドに快勝した。ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で6度目の優勝を目指す「王国」のドゥンガ監督は「全員で守り、全員で攻めた。それぞれが持ち味を出していた」と合格点を与えた。
 試合巧者のブラジルらしいゲーム運びだった。出足の速いアイルランドの攻撃を落ち着いてしのぎ、その勢いを包み込むように、つぼを熟知した戦い方でペースを握った。前半44分、縦パスに抜け出したロビーニョがペナルティーエリア内の右から低くて速いクロスを入れ、相手のオウンゴールを誘発した。
 本来のハーモニーを奏でた後半31分の2点目は圧巻。カカ、グラフィチの足の裏を使ったトリッキーなパス交換から、中央突破したロビーニョがゴール右隅に確実に決めた。「ブラジルの選手は素晴らしい資質を持っている」という指揮官の言葉を十分に裏づける得点だった。
 1994年W杯優勝時の中心選手だったドゥンガ監督。結果がすべてのW杯では代表チームに対する「愛、感情、情熱」が重要だという。常に世界一を義務付けられるカナリア軍団。南米予選は試合内容に物足りなさもあったが、本大会に合わせて調子を上げてきた。(共同)

続きを表示

2010年3月3日のニュース