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代表復帰ありうる オーウェン復活の兆し

[ 2009年9月3日 07:35 ]

 サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの元イングランド代表オーウェンが復活の兆しを見せている。開幕戦から3試合連続出場し、第3節のウィガン戦では今季初ゴールを挙げた。

 オーウェンは長い間、不調に悩まされていた。その発端は5季前、レアル・マドリード(スペイン)への移籍だった。選手層が厚く、ベンチを温める日々が続いた。実力を発揮できないまま、わずか1年でプレミアリーグに復帰。ニューカッスルに加入したが、2006年ワールドカップ(W杯)で右ひざの前十字靱帯を断裂し、長期離脱を余儀なくされた。4シーズン所属したニューカッスルではエースとしての責任を果たせず、チームは今季から2部リーグに降格している。
 マンチェスターUが“ワンダーボーイ”の面影がなくなった29歳を獲得すると、英国内では大きな疑問符が付けられた。しかし、リバプール時代に2季連続の得点王となり、01年の欧州最優秀選手に輝いたFWの実力を熟知するファーガソン監督は「オーウェンは世間を驚かせるだろう」と再起に対して自信をみせていた。
 オーウェンは10年W杯について「出場し、優勝することが夢」と話す。イングランド代表のカペロ監督も「復活すれば、代表復帰は十分あり得る」と期待を寄せる。百戦錬磨の老将ファーガソン監督の下で、オーウェンは輝きを取り戻せるだろうか。(共同)

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2009年9月3日のニュース