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ヤマ場迎えたアルゼンチン“転落の危機”

[ 2009年9月3日 15:15 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)南米予選で5日、首位を走るブラジルと、4位と伸び悩むアルゼンチンの両雄が激突する。勝ち点27のブラジルは、勝てば19大会連続の本大会出場が決まる可能性もある。一方、同22のアルゼンチンは敗れると、W杯自動出場の圏外となる5位転落の危機に陥る。

 W杯最多となる5度の優勝を誇るブラジルのドゥンガ監督は、敵地での大一番にFWアドリアーノを選出した。精神面の問題から4月にインテル・ミラノ(イタリア)を退団したが、母国のフラメンゴで復活。ドゥンガ監督は待望の“大砲”復帰に「彼はプレーする楽しさを取り戻した」と期待を寄せている。
 一方、2位チリ(勝ち点26)3位パラグアイ(同24)に後れを取るアルゼンチンは必死だ。ベテランのベロン(エストゥディアンテス)ら主力の出場がけがで危ぶまれ、マラドーナ監督は「自分がもう20歳若ければ、プレーできるのに」と嘆き節だ。
 必勝を期すマラドーナ監督は、エースのメッシ(バルセロナ)のスピードを生かすため、会場となるロサリオの競技場の芝を短く刈る指示まで出したという。南米予選最大のヤマ場は目前に迫った。(共同)

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2009年9月3日のニュース