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ケンブリッジ、驚異的な伸びで準決進出「楽しんでいます」

[ 2016年8月14日 06:10 ]

男子100メートル予選を走るケンブリッジ飛鳥(手前)

リオデジャネイロ五輪陸上・男子100メートル

(8月13日 五輪スタジアム)
 男子100メートル予選が行われ、4組のケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)は10秒13の2位で突破、8組の山県亮太(24=セイコーホールディングス)は10秒20の2位。3連覇を狙う世界記録保持者のボルト(29=ジャマイカ)は桐生と同じ7組で、10秒07の1位で突破した。予選各組2位までと、3位以下のタイム上位8選手が準決勝に進出。14日に準決勝(日本時間15日午前9時)と決勝(同午前10時25分)が行われる。なお、準決勝に日本勢2人が進むのは同種目で初めて。

 初の五輪でケンブリッジが予選を突破した。スタートは出遅れたが、終盤に驚異的な伸びを見せて着順で準決勝に進出する2位でフィニッシュ。自己ベストまで0秒03に迫る10秒13のタイムで、最後は横を見て順位を確認する余裕もあった。

 父はジャマイカ人で母が日本人。昨季までは桐生、山県の陰に隠れた「第三の男」だったが、6月の日本選手権で両雄を抑えて頂点に立った。

 五輪切符獲得後は欧州に遠征し、海外レースに参戦して調整。「とりあえず予選突破できて、ひと安心。イメージ通り。こういう雰囲気はなかなかない。楽しんでいます」と笑顔を見せた。

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2016年8月14日のニュース