卓球代表６選手が会見　福原ら、メダルへ決意

選手村の記者会見でガッツポーズする卓球の（前列左から）平野早矢香、石川佳純、福原愛、（後列左から）水谷隼、岸川聖也、丹羽孝希の６選手

　卓球の日本代表６選手が２６日、選手村で記者会見し、東日本大震災の被害を受けた仙台市出身で女子の福原愛（ＡＮＡ）は「メダルを取って（被災地に）持って帰ることができたら喜んでもらえると思う」と、故郷への思いを胸に戦うことを誓った。

　女子で初出場の石川佳純（全農）は「選手村に入って、いい緊張感がある。挑戦者として目の前の１球に集中したい」と、りりしい表情で語った。

　男子シングルスで第３シードの水谷隼（スヴェンソン）は「金メダルを目指し、最低でもメダルを獲得したい」と高い目標を掲げた。男子団体のメンバーで初出場の丹羽孝希（青森山田高）は「選手村には有名な選手がいて、本当に五輪に来た感じがした」と、初々しさをのぞかせた。

　競技はシングルスから行われ、２９日の女子３回戦に登場する福原と石川が日本チームの初陣となる。（共同）