【宝塚記念】セイウンワンダー吉兆データが後押し

[ 2010年6月24日 06:00 ]

福永騎手が追うセイウンワンダーはDPコースで軽快に弾む

 <VV言わせる!!(2)>「上がり馬」と呼ぶのはちょっと失礼!?セイウンワンダーは朝日杯FSを制したれっきとしたG1馬。安田記念の除外で1番人気に推されたエプソムCの快勝直後、領家師が「宝塚記念へ」と切り出した時点で、勝負気配は漂っている。

 23日の追い切り直後、師を囲む報道陣は20人以上。数だけなら、3~4番人気の注目?福永を背にした最終追いは中1週だけに6F83秒2と地味だが、軽快な脚さばきは目は引く。「きょうはオーバーワークにならない程度に。予定通りでいい感じだったよ」
 そして、師から本音が。「一度、間隔を詰めて使いたかった。クラシックともなると、日程も決まっているから、そうはいかないけど。詰まった分、今度は体も絞れるだろうし、阪神も実績がある。かなり強い相手とやってきたから。いつかは、もう一度G1を獲れると思っているんだ」。一番間隔が短かったのが未勝利戦V(6馬身差の圧勝)の中2週。強行軍がプラスになる可能性はある。エプソムCと宝塚は意外な相関関係。96年優勝マーベラスサンデーは翌97年、07年エイシンデピュティは翌98年の宝塚記念V。昨年3冠を皆勤で培った力が大一番で爆発するシーンは十分だ。(特別取材班)

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2010年6月24日のニュース