飯山泰、6度目SG予選突破へ「リズム崩さず」

[ 2010年6月24日 06:00 ]

シリーズ2勝目をマークした飯山泰

 【GC決定戦】目指せ!関東のニューヒーロー。2日目10Rでイン速攻を決めた飯山泰が初日後半戦に続く2勝目をマーク。予選突破に大きく前進した。きょう3日目の4、12Rでも結果を出して念願のSGタイトル獲りへ弾みをつける構えだ。主力組では松井繁、湯川浩司、今垣光太郎が順調。井口佳典、吉川元浩らも上昇カーブを描き始めた。

 2日目10R、飯山が1枠のチャンスをしっかりとモノにした。「季節のせいか伸び型にしても伸びない」と、飯山スタイルは封印。「逆に出足がいいので、伸びがくるまでは今の足を生かす方向で」と、流れに身を任せて臨んだイン戦だったが「本体がいいので逃げ切れると思う」の予感は的中。自ら放ったコンマ08の快ショットも大きな勝因となりシリーズ2勝目をマーク。前回の笹川賞に続き6度目のSG予選突破が見えてきた。「このリズムを崩さず行きたい」。SG初優出を狙う関東のヒーロー候補・飯山が好バランスの足回りを武器に、3日目2回乗り(4、12R)の正念場を迎える。
 気配でトップは松井。2日目9Rでは今坂に叩かれながらも、バックの強力な立て直しと2Mのツケマイで2着。本物のパワーと考えてよさそうだ。ドリーム組の今垣と湯川が巻き返しに成功。今垣は攻めるレースで2日目1、2着。自己判断では出足型だが、伸びもピット離れも強めとあって、ほぼ完調。湯川は「展示タイムほど伸びないが出足、回り足がいい」と、高勝率機の底力を発揮し2連勝。グラチャン2連覇(07、08年)の実績もありテンションが上がってきた。
 着をまとめている石田は今年7Vと近況の成績が示す通り「足は中堅だが、グリップ感があって乗りやすい」と、レース向き。魚谷は3、5着と結果は出せていないが、2日目12Rでは攻めての5着で、気配的に巻き返しが可能だ。
 服部、吉川、井口、萩原、森永が上昇気配を見せており、狙い目になる。

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2010年6月24日のニュース