【宝塚記念】ドリームジャーニー臨戦12秒4

[ 2010年6月24日 06:00 ]

池添騎手を背に坂路で追い切るドリームジャーニー

 走る風景はいつもと違っても、ドリームジャーニーの脚力は健在。雨が激しさを増した午前6時すぎ、池添を背に先週同様、坂路へ。単走で4F52秒3~1F12秒4。雨のカーテンを切り裂き、ビュンと駆け抜けた。池添は「先週(17日)よりは良かったと思う。先週より強い負荷をかけての指示。その通りできたし、いい動きだった」

 何とか間に合った。天皇賞1週前の4月22日の調教後、右前脚球節炎を発症して回避。それでも陣営はグランプリ3連覇、宝塚連覇の夢を追った。5日に栗東近郊のグリーンウッドから帰厩後、前後肢に均等に負荷がかかる愛用のCWコースではなく、坂路オンリーで鍛錬を積んだ。「物理的に前脚の負担が軽減できる分、坂路を取り入れた。もしCWコースを使って再発したら、ファンの方にも申し訳ない。今のところ安定しているし、効果はあると思う」と池江寿師。「3連覇?もちろん意識しているし、他の誰よりも獲りたいと思っている。ドリームジャーニーの底力に懸けます」と池添は力を込めた。

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2010年6月24日のニュース