北村弁護士　水原被告が大谷に26億円返す可能性はゼロも…「しかし、1個だけ方法があります」

北村晴男弁護士
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　弁護士・北村晴男氏（67）が19日までに公式YouTubeチャンネルを更新。ドジャース・大谷翔平投手（29）の口座から、違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル（約26億5200万円）を盗んで不正送金したなどとして、銀行詐欺などの罪に問われた元通訳・水原一平被告（39）について言及した。

　視聴者から「盗まれた26億円は大谷選手の元に戻るのでしょうか?」と質問が寄せられた。そこで、水原被告から返済される可能性について北村氏は「ありえないですね」とキッパリ。「我々、詐欺の被害者からたくさん相談受けていますけど、加害者が金を返すことは一般論では全くないです。一平の場合は借金の返済にあててますから、1円も貯めてない」と解説していた。

　「しかしですよ、一平から金が戻ってくる方法が1個だけあります」と北村氏。「それは一平が手記を出すことですね。これが爆発的に売れるような本であるケース。しかも、本だけではなくて映画化もされて全世界の人が見るほど大ヒットすれば、26億円が返って来る可能性が、わずかながらある」とした。

　「アメリカは大変不思議な社会でね。犯罪者が本を出しても文句を言われることはない。売れればいい、ビジネスになればいいという社会ですから。それが面白ければ、映画化・ドラマ化する可能性がゼロではない。あとは一平の筆力があるかどうかにかかっている。筆力がなければ1円も返ってこない」と語っていた。